ここ数年、「〇〇ペイ」を代表するフィンテックサービスにより、現金を扱う機会が激減している。経済産業省が、2025年までにキャッシュレス決済比率を40%まで引き上げる「キャッシュレス・ビジョン」を発表したことで、キャッシュレスの動きは大きく加速したと言えるだろう。一方で海外に目を向けると、キャッシュレス先進国のスウェーデンや韓国のように、一定以上のキャッシュレスを実現した国も登場し始めた。日本においても将来「現金」はなくなるのだろうか。media.startup-db.comGVE房広治氏、日本の決済システムが抱える課題と10年後のビジョン | STARTUP DB MEDIA | 日々進化する、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「お金」の未来について、今回話を伺ったのはGVE株式会社(以下、GVE)の代表、房広治氏(以下、房氏)だ。ネパールの通貨「ルピー」のデジタル化をはじめ、発展途上国の法定通貨のデジタル化を行っている。「日本の通貨をデジタル化するのは難しい」と語る房氏に、日本の決済業界が抱える課題と目指しているビジョンについて話を伺った。